はじめての液タブ購入で失敗しないためのポイント|価格別モデルとおすすめメーカー紹介

イラスト

こんにちは、筆者の秋月です。

デジタルイラストを始めたいけれど、「どの液タブを選べばいいかわからない……」と悩んでいませんか?

例えば、

  • 「安い液タブと高い液タブ、何が違うの?」
  • 「どのメーカーの液タブを買えばいいの?」
  • 「専門用語が書いてあるけどコレってどんな意味?」

こんな疑問を抱えている方も多いと思います。
そこで今回は、初心者向けに液タブの基本的な選び方や液タブで使われる用語などについて解説していきます!


液タブの価格帯ごとの特徴と選び方

液タブの価格帯には、エントリーモデル、ミドルモデル、ハイエンドモデルの3つがあり、それぞれが異なるユーザー層に向けて最適化されています。

エントリーモデル(3万~5万円)

エントリーモデルは、価格が手頃であるため、初めて液タブを使う方やコスパ重視の方におすすめです。
これらのモデルでも、基本的な機能(筆圧感知やショートカットキー)はしっかり備わっており、初心者でも十分に使用できます。
ただし、解像度はフルHD(1920×1080)が一般的で、色の再現性や描き心地にはミドルモデルやハイエンドモデルに比べると若干の差が見られることがあります。

ミドルモデル(5万~10万円)

ミドルモデルは、価格と性能のバランスが取れており、本格的にイラストを描きたい方におすすめです。
この価格帯では、色の再現性が向上しており、sRGBのカバー率が90%以上のモデルも増えています。
また、解像度が高めで、視差(ペン先とカーソルのズレ)が少なく、より快適に描くことができます。

ハイエンドモデル(10万円以上)

ハイエンドモデルは、性能が非常に高く、プロのクリエイター向けに最適化されています。
この価格帯では、解像度が4Kやそれ以上で、AdobeRGBなど広色域にも対応しているため、色の正確さが求められる作業に最適です。
描き心地も非常に優れており、ペンの遅延がほぼゼロに近いため、より精密な作業が可能です。
商業用途や仕事での使用を前提とする方にぴったりのモデルです。


液タブを選ぶときのチェックポイント

液タブを選ぶ際に重要なポイントを分かりやすく解説します。
自分に合ったモデルを見つける参考にしてください!

画面サイズについて

液タブには小さいものから大きいものまで、さまざまなサイズがあります。
サイズによって作業のしやすさが変わるので、それぞれの特徴をチェックしてみましょう!

小さい液タブ

メリット

  • サイズが小さいと省スペース!
  • 軽くて持ち運び・移動がしやすい
  • 価格が比較的安価になりやすい

デメリット

  • サイズが大きい液タブの方が作業がしやすく、作業領域が広い分、少し窮屈に感じるかもしれません。

大きい液タブ

メリット

  • 画面が広く、ゆったりとイラストを描ける
  • 大画面で作業がしやすい
  • 全体を確認しやすいので、イラストのバランスを確認しやすい

デメリット

  • 設置スペースを十分に確保できるデスク環境が必要
  • 本体が重く、持ち運びや収納には不向き
  • 価格が比較的高価になりやすい

解像度

解像度は、画面に表示できる細かさを示す指標です。
解像度が高いほど、線や色の表現が細かく、滑らかになります。

  • フルHD(1920×1080):基本的なイラスト制作には十分。
  • 2.5K(2560×1440):細かい描写が可能で作業がしやすい。
  • 4K(3840×2160):プロ向け。超高解像度で細部まで描ける。

色域

色域とは、液タブが表示できる色の範囲を示します。
色域が広いほど、色の再現性が高く、細かい色の表現が可能です。

  • sRGB 100%:標準的な色域。基本的なイラスト制作には十分。
  • AdobeRGB 90%以上:プロ仕様。印刷や色再現性が重要な場合に向いている。

筆圧レベル

筆圧レベルが高いほど、線の強弱をより細かく表現でき、自然なタッチで描けます。
数値が高いほど、繊細な表現が可能です。

  • 2048段階:エントリーモデル向け。基本的なイラスト制作には問題なし。
  • 4096段階:一般的なイラスト制作に十分。筆圧を使った微細な表現がしやすく、一般的な作業に最適。
  • 8192段階:プロ向け。非常に繊細な表現が可能。細かい筆圧調整が必要な作業に向いています。

視差の少なさ

視差とは、ペン先と画面に表示される線がズレる現象です。視差が少ないほど、描き心地が自然になります。


液タブを販売する主要メーカーの特徴

次に液タブを取り扱っているメーカーについてです。
様々なメーカーが液タブを販売していますが、
初めて液タブを購入する場合、以下の3つ中から選ぶのがオススメになります。

メーカー特徴こんな人にオススメ
Wacom(ワコム)業界トップの信頼性。
色精度や視差の少なさが優秀。
✅ 初心者でも安心して使いたい
XP-PENWacomより安価でコスパが良い。性能も十分。✅ コスパの良い液タブを探している
HUION(フイオン)この中で一番価格が安く、エントリーモデルが豊富。✅ できるだけ予算を抑えたい

Wacom(ワコム) – 有名で人気なメーカーが良いならコレ!

Wacom(ワコム)は、日本のペンタブレットメーカーで、デジタルイラストやデザイン分野で広く利用されています。
シェア率も一番高く、世界中のクリエイターに選ばれる定番メーカーです!

主な特徴
  • 信頼性が高く、サポートも充実
  • 多くのイラストソフトに最適化されている
  • ミドルモデルからハイエンドモデルが揃っている
  • 性能が高いモデルが多く、プロ向けの製品も充実。ただし、その分価格はやや高め

✅業界標準の安心感を求めるならWacom!

XP-PEN(エックスピー・ペン) – コスパ重視ならコレ!

XP-PEN(エックスピーペン)は、中国発のペンタブレットメーカーで、コストパフォーマンスの高さが特徴です。

主な特徴
  • Wacomと比較すると安価で、低価格ながら性能が高く、コストパフォーマンスに優れる。
  • エントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広い製品を販売している

予算を抑えてコスパ良く始めたいならXP-PEN!

HUION(フイオン) – 予算を抑えたい方はコレ!

HUION(フイオン)は、中国のペンタブレットメーカーで、コストパフォーマンスに優れた製品を提供しています。

主な特徴
  • XP-PENよりもさらに安価なモデルが多いので、予算を抑えられる
  • 値段の割に性能が高く、コストパフォーマンスに優れる
  • 近年急成長しており、エントリーモデルを中心に、ミドルモデルも充実
    ただし、サポート情報はWacomほど多くないため、購入時に確認すると安心。

できるかぎり予算を抑えたい人向け!


どこで買うべき?液タブの購入先と選び方

液タブは、実店舗オンラインショップ のどちらでも購入できます。
それぞれの特徴を簡単にまとめると、以下のようになります。

実店舗のメリット・デメリット

メリット

  • 実際に液タブを試せる(描き心地や視差の確認が可能)
  • 分からないことを店員さんに質問できる

デメリット

  • 価格がやや高めのことが多い
  • 購入前に事前リサーチが必要になる
  • オンラインショップに比べて、商品の比較がしにくい

秋葉原や池袋のPCショップ(TSUKUMO、ドスパラなど)なら、多くの液タブを試せるのでオススメ!

オンラインショップのメリット・デメリット

メリット

  • セールやクーポンで安く買える
  • 豊富な種類から選べる
  • 性能や価格を比較しやすい

デメリット

  • 実物を確認できない(描き心地や大きさの確認ができない)
  • 初期不良やトラブル時の対応に手間がかかることも

オンラインなら、Amazon・楽天・メーカーのオンラインショップが選択肢になります。
特に、公式サイトでは独自の保証や特典が付くことがある、チェックしてみましょう!

まとめ

今回は、液タブの選び方や性能について解説していきました。
みなさんが液タブを選ぶときの参考になればと思います。
自分にぴったりの液タブを見つけて、素敵なイラストを描き始めましょう!

それでは、ご覧いただきありがとうございました。

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