描いたイラストが増えてくると、「過去の作品をまとめて見せたい」「SNSの投稿だけでは作品を探してもらいにくい」と感じることがあります。
そんなときに便利なのが、作品を整理して展示できるポートフォリオサイトです。
ポートフォリオは、自分の作品をまとめた作品集のこと。
仕事の実績を紹介するだけでなく、趣味のイラストを並べたり、シリーズごとに作品を見せたりする場所としても使えます。
作品を手軽にまとめたい方も、展示ページの見た目にこだわりたい方も、自分に合う作品の置き場所を探してみませんか?
イラストの整理・展示に使える6つのサイトを、使い方や無料でできることとあわせて紹介します。
- 自分の作品ギャラリーを作りたい:Xfolio
- 作品と制作実績を手軽にまとめたい:foriio
- 作品・SNS・活動先を一つの入口にまとめたい:POTOFU
- シリーズや制作過程をまとめて見せたい:Behance
- Adobeの対象プランを利用中で、専用サイトを作りたい:Adobe Portfolio
- ページ構成やデザインを自由に作りたい:Studio
画集で作品を楽しみたい方へ
一人のイラストレーターの作品をまとめて楽しめる、個人画集も紹介しています。
好きな作風の作品集を探したい方は、こちらもご覧ください。

作品の整理・展示に使えるサイトの比較表
どんな作品集を作りたいかを思い浮かべながら、気になるサイトを探してみてください。
手軽に作品を並べたいのか、SNSへの入口もまとめたいのかで、選びやすいサービスが変わります。
| サイト | 主な使い方 | 無料利用・費用 | 向いている方 |
|---|---|---|---|
| Xfolio | 作品ギャラリー・活動ページ | ポートフォリオの開設は無料 | 作品と活動情報をまとめたい |
| foriio | 作品集・制作実績の紹介 | 基本機能は無料/PRO機能は有料 | 手軽に作品を並べたい |
| POTOFU | 作品と活動先のリンク集 | 無料は30投稿まで・広告あり/Proあり | SNSやショップも一緒に案内したい |
| Behance | プロジェクト単位の作品公開 | 基本の作品公開は無料/Proあり | シリーズや制作過程を見せたい |
| Adobe Portfolio | 自分専用の作品サイト | 公開には対象の有料プランが必要 | Adobeの対象プランを利用している |
| Studio | レイアウトから作る展示サイト | 無料プランで公開可/独自ドメインは有料 | サイトの見た目を作り込みたい |
無料で始められるサイトでも、独自ドメインや限定公開などの機能は有料の場合があります。
使いたい機能が無料プランに含まれるか、登録前に確認しておきましょう。
作品を手軽にまとめられるポートフォリオサイト
「まずは作品を見てもらえる場所が欲しい」という方は、こちらの3サイトから選んでみましょう。
作品やプロフィールを登録して、自分の作品をまとめたページを作れます。
Xfolio(クロスフォリオ)|作品ギャラリーと活動ページをまとめたい方に
Xfolioは、ポートフォリオを中心に、作品の公開や創作活動の発信ができるサービスです。
テンプレートを選び、作品や文章などのパーツを配置して、自分のページを作れます。
趣味の作品ギャラリーと、プロフィール・活動情報を一緒にまとめたい方に向いています。
例えば、オリジナルイラストの展示ページと、お仕事の実績を紹介するページを分けるなど、見てもらいたい内容に合わせて構成できます。
- 作品を見せるページとプロフィールを組み合わせられる
- ページや作品の公開範囲を設定できる
- ショップやファンコミュニティの機能も用意されている
機能が多いため、最初は「作品一覧」と「自己紹介」から作ると取り組みやすいでしょう。
販売や支援の機能を使う場合は、作品展示とは別に手数料や利用条件を確認してください。
機能の参考:公式の公開範囲ガイド
foriio(フォリオ)|作品と制作実績を手軽に見せたい方に
foriioでは、イラストやデザインなどの作品をまとめて、ポートフォリオを作れます。
基本機能は無料なので、まずは代表作を並べた作品ページから始めてみたい方におすすめです。
サイトのデザインを一から考えるより、作品と実績の整理を優先したい方に向いています。
作品画像だけでなく、制作内容や担当した部分の説明も添えると、どのような作品を作れるのかを伝えやすくなります。
- 作品とプロフィールをまとめて紹介できる
- イラスト以外の制作物も一緒に掲載できる
- ポートフォリオのURLを活動先から案内できる
趣味の作品集として使う場合も、すべての絵を一度に載せる必要はありません。
今の作風が分かる作品を選び、少しずつ追加していくと、更新を続けやすくなります。
独自ドメインなどのPRO機能は有料です。
まずは基本機能で作品集を作り、必要になった機能をあとから検討してもよいでしょう。
POTOFU(ポトフ)|作品とSNS・ショップへの入口をまとめたい方に
POTOFUは、プロフィールや作品、SNSなどの活動先を一つのページにまとめられるサービスです。
作品の展示とあわせて、複数のサイトへのリンクを整理したいときに役立ちます。
作品の置き場所が複数あり、「どこを見ればよいか」を分かりやすく案内したい方に向いています。
例えば、代表作を掲載したうえで、pixivの作品一覧、SNS、ショップへのリンクをまとめる使い方です。
- プロフィールと活動先のリンクを整理できる
- 作品を直接投稿してポートフォリオを作れる
- 背景や色などを選んでページの印象を整えられる
無料プランは30投稿までで、プロフィールページに広告が表示されます。
作品をたくさん載せたい場合や広告を非表示にしたい場合は、Proプランの条件も確認しましょう。
無料プランの条件:公式のサービス変更のお知らせ(2026年3月23日)
シリーズや制作過程をまとめて展示できるサイト
Behance(ビハンス)|作品をプロジェクト単位で見せたい方に
Behanceは、Adobeが運営するクリエイティブ作品の公開サービスです。
関連する画像や動画、文章を「プロジェクト」という単位にまとめて公開できます。
イラストを1枚ずつ並べるだけでなく、シリーズや制作の意図まで伝えたい方に向いています。
例えば、同じ世界観のイラスト数点を一つのプロジェクトにまとめ、全体像・細部・制作メモの順で見せる使い方が考えられます。
- 画像と文章を組み合わせて作品を紹介できる
- 作品ごとにURLを共有できる
- ほかのクリエイターの作品も探せる
基本の作品公開は無料です。
リンクを知っている人だけへの共有やパスワード保護などは、Behance Proの機能になります。
限定公開を考えている方は、使いたい公開方法に対応しているかを確認しましょう。
機能の参考:Behanceの概要/Proの公開設定(英語)
自分専用の展示サイトを作れるサービス
「作品だけでなく、ページ全体を自分らしく整えたい」という方には、自分専用の展示サイトを作れるサービスもおすすめです。
トップページやプロフィールを組み合わせて、作品と自分の活動をまとめて紹介できます。
Adobe Portfolio|Adobeの対象プランを使っている方に
Adobe Portfolioは、レイアウトを選び、作品や自己紹介を追加してポートフォリオサイトを作れるサービスです。
Behanceの作品を取り込んで、自分のサイトとして見せる使い方もできます。
Adobeの対象プランをすでに契約していて、作品用のサイトも用意したい方に向いています。
作品ごとのページとプロフィールを分けることで、イラストの展示と自分の紹介をまとめられます。
- 用意されたレイアウトからサイトを作れる
- 作品のページとプロフィールなどのページを作れる
- Behanceとの連携に対応している
サイト公開には、Adobe Portfolioを含む対象の有料プランが必要です。
一部のCreative CloudプランやBehance Proに含まれます。Adobeアカウントを持っているだけで無料公開できるとは限らないため、契約中のプランに含まれるかを先に確認しましょう。
利用条件の参考:Adobe Portfolioを含むプランの案内(英語)
Studio(スタジオ)|展示ページのデザインにこだわりたい方に
Studioは、プログラミングのコードを書かずにWebサイトを作れるサービスです。
ポートフォリオ向けのテンプレートもあり、作品の配置や文字、背景などを調整して展示サイトを作れます。
イラストの世界観に合わせて、ページ全体の見た目を作りたい方に向いています。
作品を大きく見せるトップページや、シリーズ別のページなど、サイトの構成から考えたい場合の候補です。
- テンプレートから始めることも、一から作ることもできる
- ページ構成やレイアウトを調整できる
- 無料プランでもStudioのサブドメインで公開できる
作品を登録するサービスと比べると、ページを整える作業が多くなります。
初心者の方は、テンプレートの画像と文章を差し替えるところから始めると取り組みやすいでしょう。
独自ドメインでの公開は有料プランが必要です。
テンプレートにも無料・有料があるので、使いたいデザインの条件を確認しておきましょう。
利用条件の参考:公式の料金プラン
作品の整理・展示サイトを選ぶときのポイント
作品をまとめることと、活動先を案内することを分けて考える
作品そのものをじっくり見せたいのか、SNSやショップへの入口も用意したいのか。
ページを訪れた人に何を見てもらいたいかを先に決めると、サイトを選びやすくなります。
作品集を作りたいならXfolioやforiio、活動先のリンクも整理したいならPOTOFUから見てみましょう。
最初は少数の作品で、追加・更新のしやすさを確かめる
見た目だけでなく、新しい作品を無理なく追加できるかも大切です。
まずは代表作を数点載せてみましょう。
タイトルや説明を追加しやすいか、スマートフォンでも見やすいかを確かめると、使い続けられそうか判断しやすくなります。
「オリジナル作品」「お仕事の実績」「シリーズ作品」のように、見せたい作品のまとまりを決めておくと、ページを作りやすくなります。
最初はメインの作品集を一つに絞り、無理なく更新できるか確かめてみてください。
公開範囲と無料プランの条件を確認する
公開できる作品数、広告の有無、限定公開の方法などはサービスごとに異なります。
特に、一部の人だけに見せたい作品がある場合は、その公開方法が無料で使えるのか、有料機能なのかを確認しておきましょう。
仕事で制作した作品を載せる場合は、掲載してよい作品と公開できる時期も事前に確認しておくと安心です。
SNSと作品集を組み合わせる使い方も便利
作品の展示ページを作ったら、SNSのプロフィールなどからリンクすると、過去の作品も見てもらいやすくなります。
SNSでは新しい作品や活動を知らせ、ポートフォリオでは作品をまとめて見せるという使い分けもできます。
イラストの投稿や交流に向くサービスは、別の記事で紹介しています。

まとめ|見せたい作品と続けやすさから選ぼう
作品の整理・展示サイトは、見せたい作品と、更新の続けやすさから選びましょう。
手軽に作品をまとめるならXfolioやforiio、活動先のリンクも整理するならPOTOFUがおすすめです。
シリーズや制作過程をまとめて見せたい方は、Behanceもチェックしてみてください。
自分専用の展示サイトを作りたい方は、契約中のプランに合わせてAdobe Portfolioを検討してみましょう。
ページのデザインから作り込みたい方にはStudioも向いています。
最初から作品集を完成させようとしなくても大丈夫です。
お気に入りの作品を数点並べるところから、自分の展示ページづくりを始めてみてください。
展示サイトに載せる画像とは別に、描画ソフトの編集データや元の画像は、PC・外付けストレージ・クラウドなどに保管しておきましょう。
練習や資料探しなど、ほかの用途に役立つサイトも探したい方はこちらをご覧ください。

掲載情報は2026年10月5日時点のものです。機能やプランは変更される場合があります。