板タブを選ぶときは、「ノートPCと一緒に持ち運びたい」「ケーブルを減らしたい」「広い範囲で腕を動かして描きたい」など、
使い方から候補を絞ると比べやすくなります。
同じイラスト制作でも、持ち歩く一台と、自宅の机で使う一台では、優先したい条件が変わります。
この記事では、板タブの購入・買い替え・買い足しを考えている方に向けて、
用途別におすすめモデルを紹介します。
候補の特徴だけでなく、同じ用途のモデルをどう選び分けるかも整理しました。
用途からおすすめの板タブを探す
最初に、優先したい使い方から候補を選んでみてください。
複数の条件がある場合は、持ち運びや設置場所など、
外せない条件を先に決めると絞りやすくなります。
表は横にスクロールできます。
| 優先したいこと | おすすめの候補 | 選び分けのポイント |
|---|---|---|
| 有線で使い、描く広さと基本機能をそろえたい | XPPen Deco 01 V2/One by Wacom Medium | 本体のキーを使いたいか、キーボードや左手デバイスで操作するか |
| ノートPCと一緒に持ち運びたい | HUION HS64/XPPen Deco Fun S/Deco mini7W V2 | 本体の大きさ、キーの有無、無線が必要か |
| ケーブルを減らして使いたい | XPPen Deco MW/Wacom Intuos Small ワイヤレス/HUION Inspiroy Frego M | 小ささ、作業範囲、本体キーのどれを優先するか |
| 広い範囲で描き、操作機能も充実させたい | XPPen Deco Pro LW・XLW(Gen 2)/Wacom Intuos Pro large(2025) | 作業範囲と設置寸法、リモコンで操作するか本体で操作するか |
本文はメーカーの公式仕様をもとに整理しています。
描き心地や無線の遅延、長時間使ったときの負担を実機で比較したものではありません。
板タブの仕組みや必要なものから確認したい方は、初心者向けガイドも参考にしてください。

Amazonのボタンは商品ページ、
楽天市場のボタンは機種名・型番での検索結果へ移動します。
楽天市場では関連品や別サイズも表示されるため、購入前に商品名・型番・世代を確認してください。
有線で使い、描く広さと基本機能をそろえたい人におすすめ
自宅のPCにつないで使うことが中心なら、無線接続よりも、
作業範囲と普段の操作方法を優先して選べます。
ここでは、ペンを動かす広さを確保できる、特徴の異なる2機種を紹介します。
XPPen Deco 01 V2|本体のキーも使いたい人に
簡易スペック表
| 作業範囲 | 10×6.25インチ |
|---|---|
| 接続方法 | USB有線 |
| 本体の操作キー | 8個 |
| ペン機能 | 筆圧8,192レベル・傾き60° |
一言コメント
広めの範囲で描きながら、取り消しなどの操作も本体のキーにまとめたい人に。
据え置きで使い、無線接続を必要としない場合の候補です。
One by Wacom Medium|手持ちのキーボードや左手デバイスと組み合わせたい人に
簡易スペック表
| 作業範囲 | 216×135mm |
|---|---|
| 接続方法 | USB有線 |
| 本体の操作キー | なし |
| ペン機能 | 筆圧2,048レベル・傾き検知なし |
一言コメント
キーボードや左手デバイスを使い、板タブはシンプルにしたい人に。
傾きでブラシの表現を変えたい場合は、対応モデルを選びましょう。
この2機種は「本体のキーを使うか」で選ぶ
本体のキーや傾き検知を使いたいならDeco 01 V2、
手持ちの操作機器と組み合わせるシンプルな構成ならOne by Wacom Mediumが候補です。
メーカー名だけで決めず、普段使う操作と必要なペン機能を照らし合わせましょう。
小さめで、ノートPCと一緒に持ち運びたい人におすすめ
持ち運ぶ板タブは、作業範囲だけでなく、本体の縦横の寸法を比べることが大切です。
PCと一緒にバッグへ入るか、外出先の机で使えるかも考えて選びましょう。
表は横にスクロールできます。
| モデル | 本体サイズ(幅×奥行き×厚さ) | 作業範囲 | 接続 |
|---|---|---|---|
| HUION HS64 | 200×166×8mm | 160×102mm | USB有線 |
| XPPen Deco Fun S | 210.5×159.8×12.9mm | 6.3×4インチ(約160×102mm) | USB有線 |
| XPPen Deco mini7W V2 | 260×162×9mm | 177.8×111mm | USB有線・Bluetooth |
HUION HS64|小さな本体にキーも欲しい人に
簡易スペック表
| 作業範囲 | 160×102mm |
|---|---|
| 本体サイズ・重さ | 200×166×8mm・258g |
| 接続方法 | USB有線(本体端子:Micro USB) |
| 本体の操作キー | 4個 |
| ペン機能 | 筆圧8,192レベル・傾き検知なし |
一言コメント
持ち運ぶ荷物を小さくまとめつつ、本体のキーも使いたい人に。
USB-C機器とケーブルを共用したい場合は、端子の違いに注意してください。
XPPen Deco Fun S|本体キーを使わない、シンプルな一台が欲しい人に
簡易スペック表
| 作業範囲 | 6.3×4インチ |
|---|---|
| 本体サイズ・重さ | 210.5×159.8×12.9mm・260g |
| 接続方法 | USB有線(本体端子:USB-C) |
| 本体の操作キー | なし |
| ペン機能 | 筆圧8,192レベル・傾き60° |
一言コメント
ノートPCのキーボードを使い、小型でも傾き対応のブラシを使いたい人に。
傾き非対応のXSと間違えないよう、購入時は「S」を確認しましょう。
XPPen Deco mini7W V2|持ち運び先でも無線とキーを使いたい人に
簡易スペック表
| 作業範囲 | 177.8×111mm |
|---|---|
| 本体サイズ | 260×162×9mm |
| 接続方法 | USB有線・Bluetooth |
| 本体の操作キー | 8個 |
| ペン機能 | 筆圧8,192レベル・傾き60° |
一言コメント
外出先でも無線と本体キーを使い、描く範囲も確保したい人に。
本体幅は260mmあるため、バッグや机に収まるか確認し、
商品名は「W V2」まで見て選びましょう。
持ち運びでは、キー・傾き検知・無線の必要性を比べる
小さめの本体とキーを優先するならHS64、
キーを使わず傾き検知が必要ならDeco Fun S、
無線も欲しいならDeco mini7W V2が候補です。
バッグへ収まることと、描くときに狭すぎないことの両方を確認しましょう。
無線で使い、机の上のケーブルを減らしたい人におすすめ
無線モデルは、本体の小ささを優先するか、ペンを動かす範囲を優先するかで候補が変わります。
ここでは、サイズと本体キーの構成が異なる3機種を比べます。
表は横にスクロールできます。
| モデル | 作業範囲 | 本体のショートカットキー | 比較したい特徴 |
|---|---|---|---|
| XPPen Deco MW | 203.2×127mm | 8個 | キーを備えた無線モデル |
| Wacom Intuos Small ワイヤレス | 152×95mm | 4個 | 小さな本体で設置場所を抑えられる |
| HUION Inspiroy Frego M | 254×158.8mm | なし | キーを使わず広めの範囲で描ける |
いずれもUSB有線とBluetoothに対応していますが、
接続先のOSやアプリによって利用条件が変わります。
特にスマートフォン・タブレットとの無線接続は、PCと同じ条件で使えるとは限りません。
XPPen Deco MW|無線でも本体のキーを活用したい人に
簡易スペック表
| 作業範囲 | 203.2×127mm |
|---|---|
| 本体サイズ | 259.8×157.8×8.8mm |
| 接続方法 | USB有線・Bluetooth |
| 本体の操作キー | 8個 |
| ペン機能 | 筆圧8,192レベル・傾き60° |
一言コメント
無線で本体キーも使い、小型すぎない作業範囲が欲しい人に。
名前が似ているDeco Mは有線モデルなので、
「MW」を選んでいるか確認しましょう。
Wacom Intuos Small ワイヤレス|小さな机で使いたい人に
簡易スペック表
| 作業範囲 | 152×95mm |
|---|---|
| 本体サイズ | 200×160×8.8mm |
| 接続方法 | USB有線・Bluetooth |
| 本体の操作キー | 4個(Windows・macOS) |
| 筆圧レベル | 4,096レベル |
一言コメント
限られた机に置ける、Wacom製の小型無線モデルが欲しい人に。
腕を大きく動かして描くには狭めなので、
広さを優先する場合はDeco MWやFrego Mも比べましょう。
HUION Inspiroy Frego M|広めの作業範囲とシンプルな本体を求める人に
簡易スペック表
| 作業範囲 | 254×158.8mm |
|---|---|
| 本体サイズ・重さ | 304×220×8mm・546g |
| 接続方法 | USB有線・Bluetooth |
| 本体の操作キー | なし |
| ペン機能 | 筆圧8,192レベル・傾き±60° |
一言コメント
本体キーを使わず、広めの範囲で無線接続を使いたい人に。
iPhone・iPadでは対応アプリと接続手順に条件があるため、
公式案内を確認してください。
無線モデルは「本体キー」と「描く広さ」で選ぶ
本体キーと作業範囲を両立したいならDeco MW、
小さく収めたいならIntuos Small ワイヤレス、
キーを使わず広く描きたいならFrego Mが候補です。
持ち運びも考える方は、前の章のDeco mini7W V2も含めて比較してください。
広い範囲で描き、操作機能も充実させたい人におすすめ
上位モデルを選ぶときは、筆圧レベルの数字だけでなく、
作業範囲と操作方法を比べましょう。
ここでは、大きめの板タブへ買い替えたい方や、自宅の制作環境を整えたい方に向けた候補を紹介します。
表は横にスクロールできます。
| モデル | 作業範囲 | 本体サイズ(幅×奥行き) | 操作の特徴 |
|---|---|---|---|
| XPPen Deco Pro LW(Gen 2) | 279.4×177.8mm | 333×258.1mm | 付属のワイヤレスショートカットリモートを使う |
| XPPen Deco Pro XLW(Gen 2) | 381×228.6mm | 435×313.1mm | LWより広い範囲で描ける |
| Wacom Intuos Pro large(2025) | 349×195mm | 377×253mm | 本体上部の10キーと2個のダイヤルを使う |
3機種ともUSB有線とBluetoothに対応しています。
同じ「L」相当の名称でも大きさはそろっていないため、実際の寸法で比較してください。
XPPen Deco Pro LW・XLW(Gen 2)|広さを選び、リモコンを自由な位置に置きたい人に
XPPen Deco Pro LW(Gen 2)
XPPen Deco Pro XLW(Gen 2)
簡易スペック表
モデル別のサイズ
LW(Gen 2)
| 作業範囲 | 279.4×177.8mm |
|---|---|
| 本体サイズ | 333×258.1×10.66mm |
XLW(Gen 2)
| 作業範囲 | 381×228.6mm |
|---|---|
| 本体サイズ | 435×313.1×10.66mm |
本体サイズは幅×奥行き×厚さです。
2モデル共通の機能
| 接続方法 | USB有線・Bluetooth |
|---|---|
| 操作方法 | 付属のワイヤレスリモコン |
| ペン機能 | 筆圧16,384レベル・傾き60° |
一言コメント
描く範囲を広げ、操作用リモコンを好きな位置に置きたい人に。
まずLWを基準に比べ、さらに広さが必要ならXLWへ。
XLWは幅435mmあるため、キーボードなども含めて設置場所を確認しましょう。
Wacom Intuos Pro large(2025)|本体のキーとダイヤルに操作をまとめたい人に
簡易スペック表
| 作業範囲 | 349×195mm |
|---|---|
| 本体サイズ・重さ | 377×253×4~7mm・660g |
| 接続方法 | USB有線・Bluetooth |
| 本体の操作機能 | ExpressKey 10個・ダイヤル2個 |
| 付属ペン | Wacom Pro Pen 3(グリップなどを調整可能) |
| マルチタッチ | 非対応 |
一言コメント
広い範囲で描き、本体のキーとダイヤルへ操作をまとめたい人に。
ペンの調整もできますが、
2025年モデルはマルチタッチ非対応のため、
旧モデルからの買い替えでは注意しましょう。
上位モデルは「必要な広さ」と「操作する場所」で選ぶ
操作用リモコンを自由に置きたいならDeco Pro、
本体にキーとダイヤルをまとめたいならIntuos Pro largeが候補です。
Deco ProのLWとXLWでは作業範囲も設置面積も大きく違うので、
購入前に机の上へ置く範囲を測ってみましょう。
まとめ|使う場所と操作方法に合わせて選ぼう
板タブは、同じモデルがすべての用途に向いているわけではありません。
まず使う場所と必要な広さを決め、
キーや無線などの機能を絞ると選びやすくなります。
- 有線で広さと基本機能をそろえる:Deco 01 V2/One by Wacom Medium
- ノートPCと一緒に持ち運ぶ:HS64/Deco Fun S/Deco mini7W V2
- ケーブルを減らす:Deco MW/Intuos Small ワイヤレス/Frego M
- 広さと操作機能を充実させる:Deco Pro LW・XLW(Gen 2)/Intuos Pro large(2025)
候補が決まったら、対応OSと接続方式、必要な設置場所、
現在の価格と付属品を確認しましょう。
買い替えの場合は、今の板タブで使っている機能が残るかも見比べてください。
ほかの機種も見たい方は板タブ一覧、サイズで迷っている方は大きさの比較記事が参考になります。

