「液タブで描いてみたい。でも、買ってから合わなかったらどうしよう」。
そんな迷いがあるなら、購入前にレンタルや店頭体験で試す方法があります。
ペンの握り心地はどうか。自分の机に置けるか。普段のPCやソフトで無理なく描けるか。
カタログだけでは分かりにくいことも、実物に触れると判断しやすくなります。
この記事では、液タブを借りられる3社と、店頭で試せる場所をご紹介します。
購入と比べた費用の注意点も押さえながら、自分に合う試し方を選んでいきましょう。
料金・利用条件は2026年10月11日時点、料金例は税込です。
クーポンなどの割引は適用していません。
希望日の在庫、配送費、付属品、最新の条件は、申し込み前に公式の商品ページでご確認ください。
液タブレンタルのメリット・デメリット|自分に合う試し方は?
レンタルのよさは、買う前に、自分の環境で使って判断できることです。
一方で、お試し代や準備・返却の手間もかかります。
よい点と気を付けたい点を、先に見ておきましょう。
メリット|買う前の不安を減らせる
- 自分の机やPCとの相性が分かる接続できるか、キーボードと一緒に置けるかなど、普段の環境で確かめられます。
- 少し触るだけでは分からない使い心地を試せる何日か実際に描くことで、姿勢のつらさや操作のしやすさも見えてきます。
- 購入するか、試してから決められる合わなければ、利用条件に沿って返却できます。買う前に候補を見直せるのも利点です。
デメリット|費用と手間がかかる
- 節約目的の長期利用には向きにくい高価な機種ほどレンタル料も高くなる傾向があり、借り続けると負担が増えます。購入との詳しい比較は、次の見出しで確認しましょう。
- PCやソフトの準備が必要な場合があるPCに接続する液タブは、本体を借りるだけでは描けません。対応するPC・ケーブル・ソフトも必要です。
- 梱包・返送と、期限の管理が必要返却前の手続きや、箱・付属品の保管が必要です。期限を過ぎたときの延長料金なども確認しておきましょう。
自宅で使えるかが不安ならレンタル、握り心地や画面サイズをまず知りたいなら店頭体験が選びやすい方法です。
購入する機種が決まっていて長く使う予定なら、次の費用比較を参考にしてください。
費用の節約が目的なら、長期レンタルはおすすめしにくい
レンタルは、購入前に使い心地を確かめたいときの選択肢です。
ただ、節約のために長く借り続ける使い方は、金銭面ではおすすめしにくいと考えます。
借りている間は料金が積み重なり、返却すると手元に本体も残りません。
購入する機種が決まっていて長く使うなら、購入を中心に検討しましょう。
本体価格が高い機種ほど、レンタル料も高くなる傾向
高価な液タブほど、借りるときの費用も高くなる傾向があります。
「レンタルだから安く試せる」とは限らないので、大型・上位モデルは特に料金を確かめてください。
ただし、料金は会社・利用期間・新品かリユース品かなどによっても変わり、本体価格だけで決まるわけではありません。
試してから購入すると、お試し代が上乗せされる
借りた液タブを返却してから別のお店で買うなら、購入代金にレンタル料・配送費が加わります。
お試し代が、別のお店の購入代金から引かれることはありません。
例えば、購入が3万円、お試し代が6千円なら?
- 最初から購入する場合30,000円
- レンタルして返却後、同じ価格で購入する場合6,000円+30,000円=36,000円
直接購入するより、6,000円(20%)高くなります。
※考え方を説明する仮の金額です。特定機種の販売価格・レンタル料金ではありません。購入価格や付属品などの条件は同じとして計算しています。
長く借りるなら、予定期間の総額で比べよう
月額料金だけで判断せず、使う予定の期間に支払う総額と、購入価格を比べましょう。
レンタル料に配送費や延長料金などを足すと、購入より高くなる場合があります。
どの時点で購入が安くなるかは、機種やプラン、購入時の割引などによって異なります。
月額プランは、最低利用期間と、その間に支払う総額にも注意してください。
例えば、レンタールのKamvas 13(Gen 3)は月額6,700円・最低3か月のため、最低でも20,100円かかります。
早く返しても、最低利用期間の残りの料金を支払う場合があります。
買う前の不安を減らすために、期間と予算を決めて試す。
そのお試し代に納得できるかを考えると、レンタルを利用するか判断しやすくなります。
液タブを借りられる3社と、短期料金の目安
ここからは、Rentio・ゲオあれこれレンタル・レンタールを紹介します。
まずは、試したい機種があるかをチェックしてみてください。
下の表は、異なる機種・期間の料金例です。
サービスの安さを順位付けする表ではありません。希望する機種が見つかったら、その商品の期間と総額を比べましょう。
画面に収まらない場合は、表を左右にスクロールできます。
| サービス | 機種・期間 | レンタル料・配送費 | 選ぶときの確認点 |
|---|---|---|---|
| Rentio | Wacom One 14 DTC141W0 7泊8日・点検済みリユース品 | レンタル料:5,780円 配送手数料:480円 合計:6,260円 返却送料:無料 | 新品/リユース品で料金が異なる。PCとの接続条件と同梱品を確認 |
| ゲオあれこれレンタル | XPPen Artist 13.3 Pro V2 ART13.3Pro_JP02 9泊10日 | レンタル料:5,900円 本州・四国・九州は往復送料が原則無料 北海道は800円加算 | 沖縄県・離島・特定地域は配送対象外。スタンドなどの付属品も確認 |
| レンタール | HUION Kamvas 13(Gen 3) スタンド付き・ブラック 7泊8日 | レンタル料:8,900円 往復送料:無料 | 月額プランとは条件が異なる。返却前の連絡と期限を確認 |
延長料金、追加で借りる機器、故障・紛失時の費用などは含めていません。
配送費が別にかかる場合もあるので、申し込み画面の合計額まで確かめてください。
Rentio|Wacomの液タブを自宅で試したいときに
Wacom OneやCintiqを試したいなら、Rentio(レンティオ)の機種一覧を見てみましょう。
期間を決めて借りるワンタイムプランと、月ごとに使う月額制プランがあります。
選べるプランや、新品・リユース品の扱いは機種によって異なります。
表のWacom One 14は、7泊8日で、配送手数料を含め6,260円。
このレンタル品には購入特典ソフトウェアが付かないので、お絵かきソフトは自分で用意しましょう。
一覧には、単体でアプリが動くMovinkPadなどもあります。
PCにつなぐ液タブを試したいのか、PCなしで描ける端末を試したいのか。
使いたい環境に合う種類を選んでください。
ゲオあれこれレンタル|XPPenの液タブが気になるなら
XPPenのArtistシリーズを試したい人は、ゲオあれこれレンタルもチェックしてみてください。
Wacom Cintiq 16なども選べます。
短期・月額のどちらに対応するかは機種ごとに違うので、商品ページで希望の期間を確かめましょう。
表のArtist 13.3 Pro V2は、9泊10日で5,900円。
折り畳みスタンドと接続用ケーブルが付属しますが、購入特典ソフトウェアは付きません。
住んでいる地域によって、送料や配送の可否が変わります。
特に北海道・沖縄県・離島などは、申し込み前に配送条件を確認してください。
レンタール|HUIONも含めて探したいときに
気になるHUIONの液タブが、ほかのサービスで見つからない。
そんなときは、HUION・XPPen・Wacomを扱うレンタールの一覧を見てみましょう。
表のKamvas 13(Gen 3)スタンド付きは、短期なら7泊8日で8,900円。
月額プランは6,700円ですが、最低3か月分の利用が必要です。
数日だけ試したいなら、月額の表示だけを見て選ばず、短期プランと比べてください。
返却の連絡と、初期不良の確認を忘れずに
返却前に連絡し、返送先の案内を受ける必要があります。
描き心地が合わない場合も、無料でキャンセルできるわけではありません。
届いたらすぐに動作を確認し、不具合があればその日のうちに連絡しましょう。
初期不良について、商品ページは「1週間以内の返品」、FAQは「到着後3日以内の連絡」と案内しているため、連絡を後回しにしないことが大切です。
まず実物に触れたいなら、Wacom Baseや店頭展示へ
「ペンを持ってみたい」「何種類かの画面サイズを見比べたい」。
そんな人は、店舗や体験スペースで触ってみるのもよい方法です。
Wacom製品を試せる場所のひとつが、東京・新宿のWacom Base(ワコムベース)です。
ワコム東京支社にある製品体験スペースで、実物に触れながらサイズや描き心地を確かめられます。
Wacom Baseへ行く前に
- 場所東京都新宿区西新宿8-17-1
住友不動産新宿グランドタワー31階 - 営業日・時間火曜・金曜の16:00〜19:00
祝日休業・不定休(2026年10月11日時点) - 訪問前のチェック公式のお知らせと、試したい機種を体験できるかを確認しましょう。
近くの家電量販店の展示機も候補になります。
展示の有無や試せる範囲は店舗によって違うので、出かける前に確かめておくと安心です。
申し込む前に、ここだけは確認しておこう
1. 型番は同じ?PCなしでも使える?
同じシリーズ名でも、世代や画面サイズが違うことがあります。
購入候補とレンタル品が同じものか、型番まで確かめてみましょう。
一般的な液タブは、PCなどにつないで使う画面付きの入力機器です。
画面があっても、一台でお絵かきアプリが動くとは限りません。
PCなしで描きたいなら、MovinkPadなどの単体型端末や、対応ペンを使えるタブレットも候補にしてください。
2. 手元のPCにつなげる?必要なものはそろう?
対応OS、PC側の端子、必要なケーブルや電源を確かめましょう。
USB-Cの形でも、映像出力に対応しない端子があります。
変換アダプターが必要なら、届く前に用意できるかもチェックしてください。
ペン・スタンド・ケーブルの付属内容は、商品ごとに異なります。
お絵かきソフトや、購入者向けの無料特典も付くとは限りません。
接続が不安な方は、記事末尾の「液タブの接続方法」も参考にしてみてください。
3. 期間と予算の上限は決まっている?
何台も順番に試すと、費用が膨らみやすくなります。
いつまで試すか、お試し全体にいくら使えるかを決めてから申し込みましょう。
期間の数え方や最低利用期間は、選んだ商品の条件を確認してください。
4. いつまでに、どうやって返す?
期限までに発送すればよいのか、それとも倉庫への到着が必要なのか。
返却期限の意味は、会社やプランによって違います。
届いたら、返却前の連絡や手続きも確認しておきましょう。
例えばレンタールでは、短期はレンタル期間日までに発送、月額は決済日までに倉庫へ届くよう返送します。
ほかの会社でも同じとは限らないので、申し込んだプランの期限を確認してください。
箱や緩衝材は捨てずに取っておくと、返送の準備が楽になります。
5. 壊れた場合の負担は?そのまま購入するならいくら?
故障・破損・紛失のとき、自分がいくら負担するのかも確認しましょう。
「補償あり」でも、すべてのケースで自己負担がゼロになるわけではありません。
届いたときは、付属品と外観をチェックしてください。
不足や不具合があれば、早めにレンタル会社へ連絡しましょう。
気に入った機器をそのまま購入できるサービスもあります。
レンタル料の差し引き方や、購入時に追加で払う金額は、サービスやプランによって異なります。
例えば、ゲオの「買えるレンタル」は、販売価格から支払い済みのレンタル料を差し引く仕組みです。
ただし、対象のレンタル品は基本的に中古品で、メーカー保証はありません。
レンタールでは、商品ページの「そのまま購入料金」から、さらにレンタル料が引かれるわけではありません。
そのまま購入するなら、この合計を比較
支払い済みのレンタル料+追加の購入代金+必要な手数料
この金額を、別のお店で新品を買う場合と比べて判断してください。
届いたら一枚描いてみよう|お試しチェックリスト
ペンを少し動かして終わるより、簡単な絵を一枚、ラフから保存まで描いてみてください。
いつもの作業を無理なく続けられるかが、購入を決める手掛かりになります。
使いながら、6つのポイントをチェック
- 机に置ける?本体・スタンド・ケーブルに加え、キーボードの場所も確保できるか。
- つないで描ける?映像が出るか、ペンの位置が合うか、普段のソフトで筆圧が反映されるか。
- ペンは扱いやすい?握り心地、軽い線と強い線の描き分け、ボタンの押しやすさ。
- 画面は見やすい?文字やツールの大きさ、手で隠れる範囲、照明の映り込み。
- 姿勢はつらくない?休憩を挟みながら普段の作業を行い、画面の角度や椅子の高さも調整する。
- 操作や片付けは続けやすい?ショートカット、左手の置き場、使い終わった後の収納。
ペン先と線の位置がずれる、線が描きにくい。
そんなときは、ドライバーや画面設定、ソフトの筆圧設定も見直してみましょう。
調整しても困る点が残るなら、その内容をメモしておいてください。
別の機種を選ぶときの比較に役立ちます。
まとめ|確かめたいことと予算を決めてから試そう
まずは、試したい機種・確かめたいこと・お試しに使える金額の上限を決めてみてください。
レンタルするなら、機種を探し、接続条件と利用期間、返却方法を確認する順に進めると選びやすくなります。
「買う前にここを確かめたい」がはっきりすれば、お試しの時間も費用も使いやすくなります。
購入まで含めた総額に納得できる方法を選びましょう。
機種選びや接続が気になったら、こちらもどうぞ
液タブの選び方、PCとの接続、PCなしで描ける端末、購入先については、次の記事で詳しく紹介しています。



