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安い液タブと高い液タブの違いは?初心者向けに分かりやすく解説

こんにちは、筆者の秋月です。

液タブを選ぶときに、「安いモデルで十分なのか」「高いモデルを買ったほうがいいのか」で迷う人は多いと思います。
特に液タブは、画面サイズや解像度、色の表現力、ペンの仕様など比較する項目が多く、価格差の理由が分かりにくいですよね。

そこで今回は、XP-Penの入門向けモデル「Artist 12 3rd」と、上位モデルの「Artist Pro 27 (Gen 2)」を見比べながら、安い液タブと高い液タブの違いを分かりやすく整理していきます。

スペックの数字だけではイメージしづらい部分も、実際に何が違うのかという視点で解説します。

比較用の実際の製品スペック

今回は比較点が分かりやすいように、
XP-Penの入門向けモデル「Artist 12 3rd」
XP-Penの上位モデル「Artist Pro 27 (Gen 2)」
のスペックを見比べていきます。

製品名Artist 12 3rdArtist Pro 27 (Gen 2)
本体サイズ327.2 × 189.1 × 12.0 mm681.3 × 423.8 × 44.0 mm
画面サイズ / 作業エリア264.0 × 149.0 mm(11.9型)596.7 × 335.7 mm(26.9インチ)
本体重量719g7kg
解像度1920 × 1080(フルHD)3840 × 2160(4K)
リフレッシュレート60Hz120Hz
表面仕上げAG+AFガラスアンチグレアガラス+指紋防止コーティング
色域カバー率(標準)99% sRGB / 97% Adobe RGB / 97% Display P399% Adobe RGB / 99% sRGB / 97% Display P3
表示色1,670万色10.7億色
輝度(標準)260 cd/㎡350 nit
応答速度25ms5ms
付属ペンX4スマートチップスタイラスX3Proスマートチップスタイラス / X3Proスリムスタイラス
筆圧感知レベル16,38416,384
ショートカットキー8個ショートカットキー+2個ダイヤル10個ショートカットキー+2個ダイヤル
タッチスクリーンなし10点マルチタッチ
接続端子USB-C/3-in-1USB-C/HDMI/DP/3.5mmヘッドホンジャック

安い液タブと高い液タブの違い

スペック表を見ても、数字だけでは違いが見えにくいと思うので、
ここからは安い液タブと高い液タブの差を、実際の使い心地に近い形で整理していきます。

作業効率に関わる部分

  1. 本体サイズ・画面サイズ・作業領域
    安い液タブはコンパクトで省スペースに置きやすく、机の上を広く使いやすいです。
    一方で、高い液タブは本体サイズや作業領域が大きいモデルが多く、
    ツールやパレットを並べても描画スペースに余裕を持ちやすくなります。
  2. 解像度
    安い液タブはフルHDのモデルが中心ですが、
    高い液タブになるほど2.5Kや4Kといった高解像度モデルが増えていきます。
    解像度が高い方が画面の表示が細かくなり、作業中の見やすさや細部の確認しやすさにつながります。
  3. ショートカットキーやダイヤル
    液タブ本体に付いているショートカットキーやダイヤルは、作業効率に直結します。
    高い液タブでは数が増えたり、ダイヤルが複数付いたりして、操作のしやすさが上がる傾向があります。
    逆に、高価格帯モデルでは本体キーを減らし、左手デバイスとの併用を前提とした設計のモデルもあります。
  4. 音声出力
    高価な液タブの場合、音声出力に対応している場合があります。
    3.5mmヘッドホンジャックが搭載されたりして、
    動画視聴やサブモニター用途など、イラスト以外にも使いやすくなります。

快適性に関わる部分

  1. リフレッシュレート
    安い液タブでは60Hzが中心ですが、高い液タブでは120Hzに対応したモデルもあります。
    表示の動きが滑らかになるため、描画中の見え方や追従感に差が出やすい部分です。
  2. 発色や色の表現力
    安い液タブでも十分に使える色域を備えたモデルはありますが、高い液タブではより広い色域や豊かな表示色に対応していることが多いです。
    そのため、イラストだけでなく、写真編集やデザイン用途でも見え方に余裕が出やすくなります。
  3. 画面の見やすさ
    輝度、視野角、表面処理なども快適性に関わります。
    高い液タブは、画面が見やすくなるような仕様が充実していることが多く、長時間作業でもストレスを感じにくい傾向があります。

安い液タブだと後悔する?高い液タブじゃなきゃダメ?

ここまで高価な液タブのメリットを紹介してきましたが、
実際のところ、安価な液タブでもイラスト制作そのものは問題なく行えます。
線画・色塗り・簡単なイラスト制作くらいであれば、入門向けモデルでも十分対応可能です。

高価な液タブは、絵が上手くなる道具というより、
長時間作業を快適にしたり、作業効率を上げたりするための機材というイメージが近いです。

そのため、初めて液タブを買う人が、いきなり高価なモデルを選ぶ必要はありません。
逆に、「買ったけど結局あまり使わなかった」となってしまうと、かなり勿体ないです。

もちろん、高価な液タブには便利な機能が多く搭載されています。
ですが、液タブは板タブ以上に価格差が激しくなるので、高性能を求めるとキリがありません。
なので、自分の予算や使用用途に合わせた液タブを選ぶのが良いでしょう。

まとめ

今回は、安い液タブと高い液タブの違いについて、実際のスペックをもとに整理しました。

結論としては、初心者であれば安い液タブでも十分です。
Artist 12 3rd のような入門機でも、イラストを描くための基本性能はしっかり備わっています。

一方で、高い液タブは「絵が描けるようになる」というより、
ショートカットキー、広い作業領域、4K表示、120Hz、広色域、タッチ対応といった要素で、
長時間の作業を快適にするための機能が充実しています。

そのため、最初の1台としては、まず安い液タブから始めるのが無難です。
毎日長時間使う、作業効率を上げたい、画面の広さや色の見え方を重視したいという人は、
高い液タブを選ぶ価値があります。

液タブ選びで大事なのは、価格の高さではなく、自分の使い方に合っているかどうかです。
必要な機能を見極めて選べば、無駄なく満足度の高い買い物になりやすいです。