こんにちは、筆者の秋月です。
左手デバイスは、ショートカット操作を左手側にまとめられる入力デバイスです。
ブラシサイズ変更や拡大縮小などを手元で操作できるため、作業の手数を減らしたい人に向いています。
ただ、左手デバイスは形状やキー数、ホイールの有無などが製品ごとに違い、どれを選べばいいか迷いやすいのも事実です。
本記事では「初心者でも選びやすいモデル」と「用途が広がるモデル」に分けて、特徴と注意点を整理して紹介します。
※左手デバイスの「そもそも何?」から確認したい方は、先にこちらの記事を読むと理解が早いです。
→ 左手デバイスの基礎知識と選び方
初心者にもおすすめ!イラスト向け左手デバイス
まずは「はじめて買う人が失敗しにくい」左手デバイスをまとめて紹介します。
ここでは、以下の基準を満たすものを初心者向けとして選んでいます。
- 覚える操作が増えすぎない(ボタン数・操作系が極端ではない)
- 用途が想像しやすい(何が得意かが分かりやすい)
- 価格が極端に高くない(最初の1台として検討しやすい)
どれを選ぶか迷う場合は、用途別の早見表から選ぶのが手早いです。
- 価格重視→ACK05 / Keydial mini
- クリスタ重視→TABMATE 2
- 複数ホイールを重視→TourBox(価格重視ならLite/性能重視ならNEO)
TourBox Lite
主なスペック
- 接続方法:USB(有線)
- ボタン数:8個以上(ノブ・ホイール含む)
- ホイール:あり(ノブ・ダイヤル)
- 対応デバイス:Windows / Mac
おすすめポイント
TourBox Liteは、ホイール(回転入力)を複数使えるのが強みの左手デバイスです。
イラスト作業で使用頻度が高い「ブラシサイズ変更」「キャンバスの拡大縮小」「回転」などを、ボタンより直感的に操作できます。
ショートカットを多用して作業を早くしたい人に向いています。
注意点
手に持って使うタイプ(TABMATEなど)と比べると、デスク上に置いて操作する前提なので「置き場所」が必要です。
また、価格はエントリー機としてはやや高めなので、まずは予算を決めてから検討すると選びやすくなります。
CLIP STUDIO TABMATE 2
※CLIP STUDIOを利用している方は、公式販売ページのキャンペーンや優待価格が適用される場合があります。
購入前に公式ページを確認してください。
主なスペック
- 接続方法:Bluetooth(無線)
- 登録動作数:200件以上
- ホイール:あり(ホイール1つ)
- 対応デバイス:Windows / Mac / iPad
おすすめポイント
TABMATE 2は、CLIP STUDIO PAINT向けに作られた左手デバイスで、対応・設定がスムーズなのが強みです。
片手で握れるコントローラー形状なので、デスクに固定せず、膝の上や好きな位置で操作できます。
CLIP STUDIOをメインで使っている人なら、最優先で検討しやすいモデルです。
注意点
CLIP STUDIO向けの設計なので、他ソフト中心の人はメリットが出にくい場合があります。
また、握って操作するタイプは好みが分かれるため、可能ならレビューで使用感を確認しておくと安心です。
XPPen ACK05
主なスペック
- 接続方法:Bluetooth(無線)
- ボタン数:10個
- ホイール:あり(スクロールダイヤル1つ)
- 対応デバイス:Windows / Mac
おすすめポイント
ACK05は、ボタン数が少なめで構成がシンプルな左手デバイスです。
はじめて使う人でも「よく使う操作だけ」を割り当てやすく、迷いにくいのが強みです。
無線接続なのでケーブルが邪魔になりにくく、デスク周りをすっきりさせたい人にも向いています。
注意点
ボタン数が少ないぶん、操作を細かく割り当てたい人(ショートカットを多用したい人)には物足りない場合があります。
「まずは最低限でいい」人向けのモデルです。
HUION Keydial mini
主なスペック
- 接続方法:USB(有線) / 2.4GHzワイヤレス
- ボタン数:18個(物理キー)
- ホイール:あり(ダイヤル1つ)
- 対応デバイス:Windows / Mac / Android
おすすめポイント
Keydial miniは、先ほど紹介した「ACK05」と似た形状ですが、
「ACK05」よりもキー数が多く、ショートカットを多めに割り当てたい人向けのモデルです。
「なるべく安いのが良いが、ACK05だと物足りない」という人に向いています。
注意点
Keydial miniは性能と価格が中間寄りのモデルで、特定の強み(ホイール多数・握り操作など)に振り切ったタイプではありません。
そのため「何を重視するか」が決まっている人ほど、別モデルのほうが選びやすい場合があります。
価格重視ならACK05、機能面を重視するならTourBox系もあわせて検討すると整理しやすいです。
TourBox NEO
主なスペック
- 接続方法:USB(有線)
- ボタン数:14個(ホイール・ノブ含む)
- ホイール:あり(3種類の回転入力デバイス搭載)
- 対応デバイス:Windows / Mac
おすすめポイント
TourBox NEOは、TourBox Liteよりもボタン数と回転入力(ホイール・ノブ)の操作量が増えたモデルです。
ブラシサイズ変更・ズーム・回転などをホイールで調整しつつ、よく使うショートカットも多めに割り当てられます。
「作業効率をしっかり上げたい」「操作を左手側にまとめたい」という人に向いています。
注意点
Liteより高性能なぶん価格も上がるため、軽めのショートカット運用ならLiteで十分な場合があります。
その分の予算で他の機材を揃えることもできるため、自分の予算と相談して購入するのがオススメです。
【番外編】イラストだけじゃない?趣味が広がる左手デバイス
次に他の用途(ゲームや事務作業)と併用できる左手デバイスについて紹介します。
イラスト用途のものに比べるとイラストを描くための機能は少ないですが、工夫次第で便利に使うことができます。
イラスト以外にも使いたい方は、以下のデバイスも候補になります。
BRAIN MAGIC Orbital2 STERNA
主なスペック
- 接続方法:USB(有線)
- ボタン数:8個
- ホイール:1つ
- 対応デバイス:Windows / Mac
おすすめポイント
他のデバイスと違って、スティックを押す・回すことで操作する左手デバイスです。
他のデバイスよりもコンパクトな形状でも、操作量は同じくらい設定することができます。
また、左右どちらの手でも扱える形状で、左利きの人でも選択肢に入りやすいです。
「BRAIN MAGIC Orbital2」という上位版もあり、アップデートの機能追加など様々な利点がありますが、
値段も倍くらいになるので、予算に合わせて検討するのが良いでしょう。
Razer Tartarus
おすすめポイント
Razerから販売されている左手デバイス「Razer Tartarus」シリーズです。
ソフトウェアごとにプログラムキーの割当を設定できるため、手間なく快適に使用することができます。
ゲーミング機能が便利なのはもちろんですが、ホイールが付いているのでイラスト用途でも快適に使用することができます。
AZERON サイボーグ Ⅱ
一言コメント
一応左手デバイスなので紹介します。
海外製の左手デバイスで、見た目のとおりクセが強いタイプです。
購入前にレビューや仕様をよく確認しましょう。
その他にも左手デバイスが存在しますので紹介していきます。
一応こういうのもあるよ!ということで紹介していますが、
初めての左手デバイスならば、他に紹介したデバイスを選ぶほうが無難だと思います。
サンワダイレクト 400-NT010
一言コメント
事務作業に向いているテンキー型のデバイスですが、
イラストアプリのキー設定を変更することで、擬似的にイラスト制作に使えます。
事務用としては便利ですが、ホイールがない点がネックになりやすく、
価格的にもイラスト向けの左手デバイスが選べる帯です。
イラスト目的ならばあえてこれを選ぶ必要はないと思いますが、
普段は事務作業が中心で、趣味でイラストも描く方は検討してみるのもよいでしょう。
まとめ:自分に合った左手デバイスを見つけよう
イラストを描くのに使える左手デバイスについて紹介しました。
左手デバイスには、それぞれに個性や強みがあります。
「クリスタと相性がいいもの」「カスタマイズ性が高いもの」「シンプルで使いやすいもの」など、用途やスキルに応じて選ぶことが大切です。
今回の記事が、それぞれの製品の違いや特徴を把握するヒントになれば幸いです。
気になった製品があれば、ぜひ公式ページやレビューなども参考にして、自分に合った左手デバイスを見つけてください。

