イラスト制作がはかどる!左手デバイスの基本と選び方ガイド

イラスト

こんにちは、筆者の秋月です。

今回は、イラスト制作の効率を大きく上げてくれる「左手デバイス」についてご紹介します。

「左手デバイスって何?」
「種類が多すぎて、選べない!」

そんな方のために、左手デバイスの基礎からおすすめモデルまで分かりやすく紹介します。

左手デバイスとは?

左手デバイスとは、主にペンタブレットと一緒に使用する、作業補助用の入力機器のことです。

利き手でペンを持ちながら、もう片方の手でショートカット操作ができるため、作業効率が大きくアップします。

クリスタやPhotoshopなど、ショートカットが豊富なソフトと特に相性が良く、
イラストだけでなく動画編集や写真加工など、さまざまなクリエイティブな作業で活躍しています。

左手デバイスを使うメリット

左手デバイスを取り入れることで、イラスト制作がより快適かつ効率的になります。

ここでは、実際に使って感じる主なメリットを5つに分けて簡単にご紹介します。

■ 左手デバイスのメリットまとめ
・ショートカット操作がラクになり作業効率アップ
・省スペース&液タブと相性抜群
・手や肩の負担を軽減
・自由にカスタマイズ可能で自分好みに設定できる

→ 以下でそれぞれの内容を詳しく解説していきます。

作業効率の向上

ショートカット操作をワンタッチで実行できるため、キーボードを探して操作する手間が省けます。
スムーズに操作できることで集中力を維持しやすく、全体の作業スピードも大きく向上します。

手や腕の負担を軽減

キーの位置を覚えたり、何度も腕を動かしたりする必要がなくなるため、手首や肩、腕への負担が軽くなります。
特に長時間の作業をする方にはうれしいポイントです。

省スペースで作業環境がスッキリ

左手デバイスはコンパクトな設計のものが多く、机の上でも場所を取らずに設置できます。
キーボードのように横幅が広くないため、小さなデスクでもスッキリした作業環境を保つことができます。

液タブとの相性が良い

液晶タブレットを使っている方にとって、キーボードの配置は悩みのタネになりがちです。
しかし左手デバイスなら、片手分のスペースに収まるので、液タブをど真ん中に置いたまま、無理なく操作ができます。
視線や姿勢も自然になり体の疲労軽減に繋がるので、液タブとの相性がとても良いです。

自分好みにカスタマイズできる

デバイスの多くはボタン配置や動作をソフトウェアで自由に設定できるため、自分だけのカスタマイズが可能です。
よく使うツール切り替えや拡大・縮小、取り消しなど、作業スタイルに合った操作を登録すれば、さらに快適な制作環境が手に入ります。


このように、左手デバイスには見た目以上に多くの利点があります。
特に液タブを使用している方や、作業環境のコンパクト化を目指したい方には、とてもオススメのアイテムです。

左手デバイスの種類

左手デバイスにはいくつかのタイプがありますが、
主に以下の3つに分類されます。

  • ボタンタイプの左手デバイス(XP-Pen、HUION など)
  • 多機能ダイヤル搭載の「TourBox」シリーズ
  • ゲーム向けに開発された「ゲーミング左手デバイス」

それぞれに特徴やおすすめポイントがあるので、自分の用途に合ったものを選びましょう。

ボタンタイプの左手デバイス

こちらはイラスト初心者にもおすすめな、シンプルかつ手頃な価格帯の左手デバイスです。

平らな本体に、複数のボタンやダイヤルが搭載されており、好みに合わせてショートカットキーを自由に割り当てることができます。

軽量かつコンパクトな設計なので、持ち運びもラクラク。
形状も電卓に似ていて直感的に使えるため、左手デバイス初心者でもすぐに使いこなせます。

また、有線・無線の切り替えができるモデルも多く、使用環境に応じて柔軟に対応できるのも嬉しいポイントです。

価格も比較的安価なため、初めて購入する左手デバイスとして非常に人気があります。

TourBox

「TourBox」は、イラスト制作はもちろん、動画編集など幅広い用途に対応した高性能な左手デバイスです。

他のデバイスと比べて価格はやや高めですが、圧倒的なカスタマイズ性と操作性の良さでプロのクリエイターからも高く評価されています。

特に注目すべきポイントは「同時押し」による動作の変化。
たとえば、

  • 普通にダイヤルを回す
  • ボタン1を押しながらダイヤルを回す
  • ボタン2を押しながら回す

といった具合に、組み合わせ次第でより多くの機能を1台で実現できます。

また、物理ダイヤルの感触も非常に心地よく、繊細な操作が必要な作業をしっかりサポートしてくれます。

ゲーミング用の左手デバイス

ゲーム用に開発されたゲーミング左手デバイスもイラスト制作に活用できます。
専用のキーやパッドが搭載されており、ショートカットを割り当てて使用することで効率よく作業を進めることができます。

ただし、イラストや動画編集向けの製品と比べるとダイヤルやホイールなどの専用機能は少ないため、快適さはやや劣る傾向があります。

それでも「普段はゲームがメインだけど、たまに趣味でイラストも描く」という方には両方の用途に使えるデバイスとしておすすめです。

その他にも特殊な形状の左手デバイスは存在しますが、特徴的な形状と高価な値段と言う要素が大きいので、最初はこの3つのどれかから選ぶのが良いでしょう。
気になる方はこちらの記事で紹介しているので、参考にしてみてください。

左手デバイスの価格について

次に左手デバイスの価格についてです。
左手デバイスの価格は大まかに分類すると以下の3つに分けられ、すごく大雑把に見えますが、イラスト用の左手デバイスの商品数が少ないのでこのような分け方になります。
では、それぞれの価格帯について解説していきます。

6000~10000円の左手デバイス

この価格帯の機種と特徴

  • 主にボタンタイプ(HUION、XP-Penなど)
  • 軽量・シンプルで初心者にも人気
  • 安価ながら必要十分な機能が揃っている

この価格帯の代表的な左手デバイス



10000~25000円の左手デバイス

この価格帯の機種と特徴

  • 「TourBox」のエントリーモデル「TourBox Lite」「TourBox Neo」など
  • より高いカスタマイズ性と操作性を求める方におすすめ

この価格帯の代表的な左手デバイス



25000円以上~の左手デバイス

この価格帯の機種と特徴

  • 「TourBox」の上位モデル、「TourBox Elite」「TourBox Elite Plus」など
  • 特に「TourBox Elite Plus」は、iPadOS,macOS,WindowsOSの全てに対応

この価格帯の代表的な左手デバイス



まとめ

今回は、イラスト制作に役立つ左手デバイスについてご紹介しました。
種類ごとの特徴や価格帯を知ることで、自分の作業スタイルに合った一台が見つかるはずです。

この記事が、左手デバイスを取り入れるきっかけになれば嬉しいです。
ぜひ自分に合った一台を見つけて、快適な制作環境を整えてみてくださいね。

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