はじめてのイラスト制作用タブレットに迷ったらこれ!オススメ5選

イラスト用タブレット

こんにちは、筆者の秋月です。

前回の記事では、イラスト制作用タブレットの「選び方のポイント」について解説しました。
今回はその内容を踏まえて、実際におすすめできるタブレットをピックアップ。
「価格」「性能」「描き心地」「用途(趣味・仕事)」の観点から、
初心者から中級者まで満足できるタブレットを厳選して紹介します。

これからデジタルイラストを始めてみたいけれど、
どのタブレットを選べばいいのか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

iPad 11インチ (A16) Wi-Fi 128GB 2025年春モデル

iPad 11インチ (A16) は、価格と性能のバランスに優れたスタンダードモデルで、初めてのデジタルイラスト制作にもおすすめです。


製品スペック

項目内容
メーカーApple
本体サイズ11インチ
ストレージ容量128GB・256GB・512GB
通信方法Wi-Fiモデル / Wi-Fi + Cellularモデル
ペン対応(筆圧・傾き検知)Apple Pencil対応(ペン別売)
  • Apple純正の安定した描画性能
  • 価格がiPadシリーズの中でも手頃
  • 128GB・256GB・512GBの3容量から選択可能
  • Wi-Fiモデル / Wi-Fi + Cellularモデルを選べる

価格と性能のバランスが良く、迷ったらまず選びたい一台です。
イラスト制作に必要な性能を備えており、初めてのデジタル制作にも適しています。

イラスト制作だけなら128GBでも十分ですが、
動画編集やゲームも楽しみたい方は256GB以上を選ぶと快適に使えます。

Apple 11インチ iPad Air (M3) Wi-Fiモデル

Apple 11インチ iPad Air (M3)は、普通のiPadよりも高性能なM3チップを搭載しており、イラスト制作を快適に行えます。
さらに動画編集や高負荷なゲームなど幅広い用途に対応し、普段使いにも優れたタブレットです。


製品スペック

項目内容
メーカーApple
本体サイズ11インチ
チップApple M3
ストレージ容量128GB・256GB・512GB・1TB
通信方法Wi-Fiモデル / Wi-Fi + Cellularモデル
ペン対応(筆圧・傾き検知)Apple Pencil(第2世代・Pro)対応(ペン別売)
  • 最新のM3チップで高速処理が可能
  • イラスト・動画編集などマルチに活躍
  • Proモデルに近い描画性能をより軽量な筐体で実現
  • Apple Pencil(第2世代・Pro)に対応

iPadシリーズの中でも高性能なM3チップを搭載し、クリエイティブ活動を快適に使えるモデルです。
Proほど高価ではないため、性能とコストのバランスを重視する方に適しています。

Proほどではありませんが、動作は非常に安定しており、動画編集や3Dアートなど重めの処理も行えます。
普段使いからクリエイティブ用途まで幅広く活用したい方や、長く使えるiPadを求める方におすすめです。

Wacom MovinkPad 11

Wacom MovinkPad 11は、スタンドアロンで使えるAndroid 14搭載の11インチタブレットです。
PCやスマホと接続せずに使用できる、イラスト制作に特化したタブレットです。


製品スペック

項目内容
メーカーWacom
本体サイズ(液晶サイズ)11.45インチ/解像度 2200 × 1440
チップ・CPUMediaTek Helio G99
メモリ・ストレージ8GB RAM・128GB ストレージ
通信方法Wi-Fi
ペン対応(筆圧・傾き検知)Wacom Pro Pen 3対応
(8,192レベル、傾き60度対応、バッテリーフリー方式)
OSAndroid 14
  • 単体で動作してペンも付属、一台でイラスト制作が可能
  • 反射抑制・アンチグレア処理された画面で描きやすい
  • Wacom純正ペンによる高精度な描画体験(8,192レベル)
  • スケッチ・製作・持ち運びに適した軽量&11インチサイズ
  • 専用アプリ「Wacom Canvas」でイラスト制作をサポート

「PCを持たずとも描く環境を整えたい」「外出先でも手軽にスケッチをしたい」という方に適した製品です。
「Wacom Canvas」の「Quick drawing機能」などのイラストに便利な機能が搭載されています。

ただし、ストレージが128GB固定で拡張できず、イラスト制作以外の併用を考えると少ないです。
用途・予算を明確にした上で選ぶのがおすすめです。

XPPen Magic Drawing Pad 2025年版

XPPen Magic Drawing Padは、こちらもスタンドアロンで使えるAndroid 14搭載の12.2インチタブレットです。
PCやスマホと接続せずに使用できる、イラスト制作に特化したタブレットです。


製品スペック

項目内容
メーカーXPPen
本体サイズ12.2インチ(解像度 2160×1440/3:2比)
OSAndroid 14
メモリ・ストレージ8GB RAM/256GB ストレージ
通信方法Wi-Fiモデル
ペン対応(筆圧・傾き検知)16,384レベル/60°傾き対応 X3 Pro Slimペン(バッテリーフリー)
重量約599g(厚み 6.9mm)
  • PC不要で単体動作、外出先でも制作可能
  • 12.2インチの3:2比ディスプレイで作業領域が広い
  • 16,384筆圧レベル+傾き検知で繊細な描写が可能
  • Android 14搭載でアプリ環境の自由度が高い

PCなしでイラスト制作を完結させたいクリエイターにおすすめの1台です。
軽量かつ高描画性能を備え、外出先やカフェなどでも快適に制作できます。

ただし、動画編集や3D制作などの高負荷作業にはやや不向きです。
イラスト中心で持ち運びを重視する方に最適なモデルといえます。

Xiaomi Pad 7

Xiaomi Pad 7は、11.2インチ・3.2K解像度/144Hzリフレッシュレートディスプレイを備えたAndroidタブレットです。
Xiaomi独自のHyperOSを搭載し、クリエイティブ用途・普段使いの両方に活用しやすいモデルです。


製品スペック

項目内容
メーカーXiaomi
本体サイズ(液晶サイズ)約11.2インチ(3.2K:3200×2136)、3:2比率、リフレッシュレート最大144Hz、ピーク800nits)
プロセッサSnapdragon 7+ Gen3
メモリ・ストレージ8GB/128GB、8GB/256GB、12GB/256GB
通信方法Wi-Fi
バッテリー&充電約8,850 mAh、45W急速充電対応
ペン対応(筆圧・傾き検知)Xiaomi純正スタイラスペン対応(ペン別売)
  • 高解像度3.2K&144Hzの滑らかな表示でイラスト・動画編集に向く
  • 8,850mAhの大容量バッテリー+45W急速充電で長時間作業も安心
  • Wi-Fi 6E・USB-Cなど最新接続と通信規格に対応
  • メモリ/ストレージの選択肢多めで用途に応じた容量選びが可能

iPadやイラスト専用タブレットよりも安価に購入できて、普段使いにも適しているAndroidタブレットです。
価格が安めなのでストレージ増設などに費用を回しやすく、普段使いの快適性を高めることができます。

イラストに特化している機能がある訳ではないので、普段使いのついでにイラスト制作をしてみたいという方にオススメです。

まとめ

今回は、イラスト制作用におすすめのタブレットを紹介しました。
「価格を重視したい」「外出先でも描きたい」「プロ仕様の描き心地を求めたい」など、
目的や環境によって最適な1台は変わります。

初心者の方であれば、扱いやすく汎用性の高い「iPadシリーズ」がおすすめです。
一方で、価格や描画性能を重視したい場合は、
「Wacom」や「XPPen」などペンタブレット専門メーカーのモデルを検討すると良いでしょう。

本記事が、あなたにぴったりのタブレットを見つけるきっかけになれば幸いです。
快適な環境で、デジタルイラストの世界を楽しんでください!