こんにちは、筆者の秋月です。
このブログでは、デジタルイラスト初心者の方に向けて、デバイスの選び方や使い方をわかりやすく紹介しています。
「デジタルで絵を描いてみたいけど、どのタブレットを選べばいいか分からない…」
「普通のタブレットと絵を描くタブレットって何が違うの…」
など思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、
イラスト制作に使えるタブレットはどんなタブレットか?
普通のタブレットとイラスト制作向けのタブレットの違い
などについてを分かりやすく解説します。
これからデジタルイラストを始めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
※本記事でいう「イラスト用タブレット」とは、iPadやAndroidなどのタブレットで、PCを接続せずに単体で使用するデバイスを指します。
板型タブレット(ペンタブレット)について知りたい方は、[板タブ基礎知識]をチェックしてください。
液晶タブレットについて知りたい方は、[液タブ基礎知識]をチェックしてください。
イラスト用タブレットの特徴
イラスト用タブレットは、普通のタブレットと比べるとイラスト制作に便利な機能が搭載されているので、
線の太さや強弱を自然に表現でき、イラスト制作がぐっと捗ります。
もちろん、こうした機能がないタブレットでもイラスト制作は可能です。
しかし、筆圧感知対応のペンや描画機能があるタブレットのほうが、長時間の作業や細かい表現では便利です。
iPadのような高性能タブレットであれば、普段の汎用的な使い方はもちろん、イラスト制作にも対応できます。
また、イラスト制作に特化したタブレットとして、Magic Note PadやWacom MovinkPadなどもあり、
用途や予算に応じて様々な選択肢が生まれるので、自分に合ったタブレットを選ぶのが良いでしょう。
イラスト用タブレットの値段は?
イラスト用タブレットとして使えるiPadやAndroidタブレット、さらにイラスト特化型タブレットの価格は、モデルや性能によって幅があります。
以下の表は、代表的な価格帯と特徴の目安です。
| 種類 | 価格帯 | 代表モデル | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Androidタブレット | 3〜5万円 | Galaxy Tab, Lenovo Tabなど | 価格が安めで入門向き。 軽い作業や趣味のイラストに最適。 クリエイティブ性能は、Apple製品に劣りがち |
| iPad | 5〜15万円 | iPad Air, iPad Proなど | 汎用性が高く勉強・仕事にも活用可。 Proモデルは大画面&高精度ペンで本格制作にも対応。 |
| イラスト特化型タブレット | 5〜8万円 | Magic Note Pad, Wacom MovinkPadなど | イラストの描画性能を重視した設計。 専用アプリによる快適性やペン追従性、描き心地に優れる。 |
このように、価格や特徴を比較することで、自分の用途や予算に合ったタブレットを選びやすくなります。
とにかく費用を抑えたいならばAndroidタブレット
アプリゲームや汎用性も重視するならiPad
価格を抑えながらイラスト制作したいならイラスト特化タブレット
と言ったところでしょう。
詳しい比較についてはこちらの記事で解説しています。
▶イラスト用タブレットの選び方ガイド|初心者にぴったりの選定ポイント(仮)
▶おすすめのイラスト用タブレット5選|価格別・用途別で紹介(仮)
イラスト特化型タブレットについて
AndroidタブレットとiPadは聞いたことがある人も多いと思いますが、
イラスト特化型タブレットはあまり聞いたことが無い方が多いと思いますので、簡単に紹介していきます。
まずイラスト特化型タブレットは、括りとしてはAndroidタブレットとなっています。
普通のAndroidタブレットとの違いは、以下の通りです。
- 板タブや液タブを手がけるメーカーが販売している
WacomやXPPENなどのイラスト関連のデバイスを販売しているメーカーが作っているタブレットになります。 - イラストに関わる性能にこだわっている
ペンの精度や画面のライティング性能が強みになっています。
イラスト用タブレットのメリットとデメリット
携帯型のタブレットの特徴について紹介していきます。
イラスト制作においてよく使われる、PCと接続して使用する板型タブレットや液晶タブレットと比較してメリット・デメリットを解説します。
メリット
- PCが不要で単体でイラスト制作が可能
汎用タブレットは単体でイラストを描けます。
パソコンを用意する必要がないため、初めての方でも気軽に始められます。 - 動画視聴やゲームなど普段使いも可能
インターネット、動画視聴、ゲームなど、汎用的な用途にも使えるため、1台でさまざまな作業が可能です。 - 持ち運びやすい
軽量でコンパクトなモデルも多く、外出先やカフェなどでも手軽にイラスト制作ができます。
PCと接続する必要が無いので、気軽に持ち歩ける点が板タブや液タブには無い利点となっています。
デメリット
- 価格と性能の幅が大きい
高性能モデルはゲームなどの用途と併用できて便利ですが、価格が高くなるので少しハードルが高い場合もあります。
逆に安価すぎるタブレット(1〜2万円台)は、アプリが止まったりして不満を感じることがあります。 - 性能は板タブや液タブに劣る場合が多い
板タブや液タブのような専用デバイスと比べると、一部の用途では板タブや液タブに劣ることもあります。
特にPCを持っている場合、価格に対する性能に差が生まれることが多いでしょう。
まとめ
今回はイラスト用タブレットの基礎知識について、解説しました。
タブレットでのイラスト作成は、
「どこまで本格的に描きたいか」「普段の使い方はどうか」
によって最適なデバイスが変わってきます。
すでに紹介してきましたが、こんな方にはこのタブレットがおすすめです。
- ゲームや動画編集なども合わせて普段使いも重視したい人
→ iPad(5~15万円)
イラストだけでなく、ゲームや勉強・仕事にも活用可能 - イラスト制作をメインに考えている人
→ 特化タブレット(5~8万円)
ペンの追従性や描き心地が高く、専用アプリで快適性も高くイラストに特化した環境を手に入れられる - できるだけ安く始めたい/ライトに楽しみたい人
→ Androidタブレット(3~5万円)
動画視聴やSNS投稿や趣味で楽しむなら十分
自分に合ったタブレットを選んで、ぜひイラスト作成を楽しんでもらえたらと思います。
イラスト用タブレットの記事は以下の記事もあるので、気になる方はぜひ見ていってください。
それでは、また別の記事でお会いしましょう。
・イラスト用タブレットの選び方
イラスト制作のタブレットを選ぶときに気にしたほうが良い点などを解説しています。
価格や購入前のポイントを紹介しています。
・イラスト用タブレットのオススメ5選
イラスト制作のタブレットの中で特にオススメな製品を紹介しています。
実際に購入するときの参考にどうぞ。



